#わたしの自立

大卒後の当時は、不況厳しい世状だった故に、わたしは、零細企業の町工場(鍛造企業で切削工具製作工場)へ初就職、当初から、営業課に配置され、製品のバイトを自転車に、積み込みあまりの重さに自転車を引きずりながら、需要先をロ―ラ―作戦で巡り回り、在庫を空にする迄は帰社出来ず、厳しい日々が続いたが(他人が黙々とやっているのに俺に不可能な事はない)と一徹な信念で8年あまりも
勤続していたが、企業主の病死により企業閉鎖の憂き目に遭い失業し、爾来、一介の営業マンとし諸
業界を変転、五十年余の体験から、心の真隋は、クライアントの一人一人が己に対しての信頼度を深く刻み込まれる事だと認識し、常に襟を正しく、笑顔で接する事だと理解出来た、80代の隠居になって、営業マンとしての真髄が理解出来、今からの自立は出来ないけれど、営業マンとしての心の自立は、既に備わつている。